SEL85F14GM(FE 85mm F1.4 GM)レビュー!とろけるボケとシャッキリ解像感の最強中望遠レンズ
こんにちは、ゆーすふる(@yo_uthful)です。
1月はブログ活動を1ヶ月もお休みしてしまいました。
今年はたくさんブログかくぞーーと思っていた昨年末の気持ちはどこへやら。。。
新年早々サボりが続いてしまった。。
気を引き締めてこれからどんどん書いていきたいです。
他の記事ですでに書いてはいるのですが、
昨年末に、ついにソニーFEマウントの最強ポートレートレンズSEL85F14GMを手に入れましたので、中望遠85mmレンズのレビュー記事を書いてみました。
SEL85F14GM
SEL85F14GMは2016年に満を持して登場した、Eマウントレンズ初のGマスターレンズ。
Gマスターとは、、、、
ソニーの最先端技術を惜しみなく投入し、従来よりも高い設計基準で作られたG Master。
ソニー製のEマウントレンズのなかでそれはもう最高峰の技術とこだわりを注ぎ込んだレンズということですね。
焦点距離85mmということで、ポートレートなどで主に活躍するだろうこのレンズですが、公式ページや他ブログやWEBなどでの作例がやばい。。。
開放F1.4で切り取られる世界は一瞬のピントと絶大なとろけるボケ。
これはほしくなってしまう。
年末にこの中望遠レンズがどうしてもほしくなってしまった。
どうしても。
中望遠レンズで子供も撮りたい。
でも風景写真にもチャレンジしたい。
流石にこの値段は勝手に買えないので、
妻を説得してなんとかゲット。
今回はさすがに高価すぎて保証がつけられるソニーストアで購入しました。。。ヒヤヒヤ
最近子供の写真をみて、ようやく一眼カメラの写真の良さに理解を示してくれるようになってくれました。
ありがとう、我が息子よ。
質感がとにかく高い
注文後すぐに到着した僕史上初のGMレンズ。
もってみた最初の感覚は、
「ズシッ」
重い。
その重さ、約820g。
軽くてとっても大好きSEL35F28Zなら7個くらい持てます。
気づけばいままで買ったレンズでも最も重いレンズになりました。
そして、このレンズは高い。と値段を知っているのに改めて思った僕。
開放F1.4を実現するための大きな前玉、プロユースまで考えられた鏡筒の重厚感、
そして側面にあるGMasterのシナバーオレンジのワッペン!
ZEISSのブルーワッペンとも違っていてこちらも存在感があって所有欲を満たしてくれます。
ソニーのαシリーズといえば、このシナバーカラーが特徴でした。最近ではαのロゴも白で記載されることが多いですが、α7シリーズでもマウント部にはメタリックなシナバーオレンジが残っていますね。
レンズとしては新シリーズのGMasterですが、SONYのαとしては歴史がしっかり残っている感じがしてガジェット好きの心もくすぐられます。
ピントリングのした、FE 1.4/85 GM の文字のしたに見えるもうひとつのリング。
これはF値調整用のもので、赤字のAにするとAuto。
絞り優先モードなどでカメラを設定しておけば、明るさに応じて自動でF値が変わります。ある意味当たり前なのですが、これ以外の数値の位置に合わせておくとF値は固定になります。そうF値のマニュアル設定をレンズ単体でできるのです。
ポートレートとかで使えるんですかね?
MFのみのオールドレンズでは当たり前のダイヤルですが。
SAL85F28と比較
手持ちの85mm単焦点のAマウントレンズ、SAL85F28と比較をしてみました。
もう全然大きさが違う。。。
これでも同じ画角で写るレンズなんですよ。。。
さすがはF1.4の大口径レンズというところか、サイズも存在感もダントツです。
「小型軽量のミラーレスシステムっ」
とはどこに行ってしまったのか。
仕様の比較表も作ってみました。
項目 | SAL85F28 | SEL85F14GM |
発売日 | 2010/9/10 | 2016/4/28 |
ソニーストア価格(円) | 24000円+税 | 204630円+税 |
対応マウント | ソニーAマウント | ソニーEマウント |
対応撮像サイズ | 35mmフルサイズ | 35mmフルサイズ |
焦点距離(mm) | 85 | 85 |
APS使用時換算(mm) | 127.5 | 127.5 |
AF駆動モーター | SAM | リングドライブSSM |
開放絞り(F値) | 2.8 | 1.4 |
絞り羽根枚数 | 7 | 11 |
最短撮影距離(m) | 0.6 | 0.85 |
手ぶれ補正 | × | × |
質量(g) 約 | 175 | 820 |
とっても小さくて軽くて安い、ありがたいレンズSAL85F28も
Eマウントである、α7R2で使用するためにはLAEA4もしくはLAEA4といった「マウントアダプタ」の装着が必要です。
そのため、マウントアダプタ分、カメラシステムが大きくなってしまうんですが175gは魅力ですね。
うん。
全然小さい。
マウントアダプタがついてるとは思えない。普通のEマウントレンズ並のサイズ。
ドカーーーン。
本体の小さいα7R2にレンズ口径が77mmのSEL85F14GMをドカーン。
ほんとに大きいし、重い。α7R2が浮く。
でもこのアンバランスさもすごい好きです。
今思えば、ミラーレス一眼カメラを初めて買ったとき、NEX5に大きなAマウントレンズを着けてるブログを見まくって憧れから買ったんだった。
カメラ本体には小さくてもその中に最新の技術が詰め込まれてる、レンズは大きいとなんでも撮れちゃいそうな、そんなアンバランスなセットに憧れていたことを思い出させてくれるサイズ感?でした。
近場で試し撮り
遠出はできていないのですが、散歩するときに装着して歩いてみました。
重いんですけど、まだまだ所有欲が上回っているので、
テンション高めで散歩できています。
やはり、開放F値のボケが最高ですね。
いくらAFの性能がすごいとはいえ、しっかり狙って撮らないとピント位置がすぐに外れてしまうほどのピント領域の狭さ。
ピントが合っている水道付近はキレッキレでも周りはボッケボケ。
これが85mm F1.4の世界か。
空の切り取り方がほんとにむずかしい。
広角レンズなら、テキトーにパシャで「おぉぉ」となるところも
このレンズで撮ると「うーん???」となってしまう。
腕を鍛えないと。
このレンズのレビューを見ると、だいたいAF音が大きいと書かれているのですが、
なるほど。
たしかに「シュコーシュコー」と音がします。
僕は気になりませんが、今度動画でAF音がはいるか確認してみます。
これだけ重い大口径レンズなので、AFモーターも相当がんばっているんでしょう。
子供の写真は文句なし。
まだまだ動けない赤ちゃんのうちは、85mmの中望遠でも瞳AFを使って余裕で撮れます。これは大活躍の予感。というかさせないと妻に怒られる。
あるきまわったり、走ったりするとまた、活躍のさせ方は変わるんだろうな。
風景撮りにチャレンジしたいと言ってはいるものの、85mmのレンズを使うとこういった写真も撮りたくなるものです。
F1.4+中望遠のため手前の格子はほぼ見えない状態で撮影ができます。
というかこのシカさんの毛並感!すごい。
え?すごくないですか?
いつもの自分の写真に比べると、圧倒的に寄った画になるので、
なんとなく力強さがでるような気がします。
動体でもしっかりと撮れるように練習しないと。
とっても明るいレンズでもあるので、ISO感度100でも夜もバッチリ。
焦点距離が長いと手ブレの影響も見えやすくなると思いますが、しっかりシャッタースピードも稼ぎながら夜間撮影ができそうです。
レビューまとめ
ポートレート用としては最強の呼び声高い『SEL85F14GM』ですが、ポートレート撮影をあまりしない僕にとっては新しい風景写真にチャレンジさせてくれるレンズになりそうです。
まとめるとこんなかんじです。
- 見た目がかっこいい
- F1.4のボケ感が最高!ニヤニヤしちゃう
- ポートレート最強(なんでしょうきっと)
- 明るいレンズなので夜もばっちり
- 風景撮りで新しい世界に連れて行ってくれそう
- ごつくて重い、820gはずっしりくる
- 値段が「非常に」高い
中望遠✕F1.4でしか撮れない写真はまだまだあるはず!!
じっくりながーく成長していきたいと思います。
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