オトとヒカリα -モノに囲まれた生活もいいでしょ-

モノに囲まれた生活もいいでしょ

オトとヒカリα

SELP1650レビュー!Eマウントのキットレンズはフルサイズ機でも心強い軽量お散歩レンズだった。

f:id:otohikarialpha:20190317233104j:image

 

 

こんにちは、ゆーすふる(@yo_uthfulです。   

 

 

いつもお散歩レンズとして使っているのはSEL35F28Zです。

軽くて写りも良くて、とっても便利な単焦点レンズ。

 

でも、軽さで言うとEマウントレンズにはもう一本、超軽量のズームレンズがあります。

 

APSフォーマット対応のパワーズームレンズSELP1650です。

 

単焦点レンズではできないズーム機能で、なんでも万能にこなせそうなこのレンズをα7R2に着けてでかけてみたのでレポートします。

 

 

 

 

 

 

SELP1650

 

 

 

f:id:otohikarialpha:20190310153653j:plain

 

 

このレンズはソニーのミラーレス一眼シリーズであるNEXシリーズ、α5000/6000シリーズのキットレンズとして売られているものです。

 

Eマウントレンズの中では一番に触れることになる人が多いのではないでしょうか。 

 

f:id:otohikarialpha:20190310153728j:plain

 

 

とっても軽くて小さいので、コンデジ感覚でズーム操作ができるパワーズーム(電動ズーム)機能が特徴のレンズです。

 

初心者でもズーム操作がしやすく、またとっても軽量なので持ち運びやすい、焦点距離も16mmから50mmと広角から標準画角まで対応しています。

 

 

 

www.sony.jp

 

 

 

 

 

 

ズーム機能が付いているのにレンズの高さはわずか3cm。

 

そして重量が112グラム。

か、か、軽い!

 

これがレンズキットとなって売られているので、Eマウントを使う人は軽いカメラシステムを存分に味わってね、ということなんでしょうね。

 

ただし、対応するのはAPSフォーマットのため、フルサイズカメラで使用すると画角は狭くなります。(35mm換算で24mm-75mm)

 

僕はAPS-CフォーマットのカメラとしてソニーのNEX7(α6000シリーズの前身)を持っていますが、主にマウントアダプタを通してAマウント(ミノルタ、ソニーの一眼レフマウント)レンズを使用していたため、APS用のEマウントレンズは1つも持っていなかったのです。

 

ある時、知人がEマウントのカメラとレンズを一式売却するということで、1本くらい動画用にレンズを持っておいても良いかなと、SELP1650を安く譲ってもらっていたのですが、ほとんど使用していませんでした。

 

 

f:id:otohikarialpha:20180730003018j:plain

 

 

ちなみに、写真のNEX7(レンズはSEL35F28Z)ですが、形状こそα6000シリーズに似ていますが、コントロールダイヤルが2つ背面についていたり、ソニーαのミラーレスでは初めてビューファインダ(EVF)を搭載したり、発売した2012年当時のミラーレスの最上位機種だったカメラです。

 

 

 

 

性能はα6000シリーズの方が全然進化しておりますが、思い入れのあるカメラなのでいまだに使っています。なんといっても重量が350g(バッテリー込)とっても軽いのが魅力。

最近発売されたα6400も軽量と言われていますが400g程度あります。軽いっていいですよね。

α6400もオートフォーカスのスピードがとてつもなく速く、すごい人気みたいですね、欲しい。

 

 

お金あれば。

 

 

 

 

SEL35F28Zとの比較

 

 

今、絶賛お散歩レンズとして使用している軽量単焦点レンズ、SEL35F28Zと比較してみましょう。

 

 

f:id:otohikarialpha:20190310163537j:plain

 

 

左がSELP1650、右がSEL35F28Zです。

 

サイズ感はほとんど変わりませんが、SEL35F28Zでもとても小さく感じていたのに、それよりも更に小さいわけですから、これでズームレンズというのもびっくりですね。

 

仕様を簡単に表にしてみました。

 

項目 SELP1560 SEL35F28Z
ソニーストア価格(円) 32190+税 76000+税
対応撮像画面サイズ APS-C 35mmフルサイズ
焦点距離(mm) 16-50 35
APS使用時換算 24-75 52.5
開放絞り (F値) 3.5-5.6

2.8

最短撮影距離(m) 0.25-0.3 0.35
手ブレ補正
質量 約 (g) 116 120

 

 

表にしてみると、びっくり。

 

F値こそ3.5スタートでありますが、値段から、最短撮影距離、手ブレ補正有無、重さ。SELP1650結構いいですね。

これで手ぶれ補正まで入っていたのか。

 

 

f:id:otohikarialpha:20190310165434j:plain

 

 

もちろん写りとかカールツァイスとかSEL35F28Zにもいいところはいっぱいありますけどね。 レンズ鏡筒部分の作りはSEL35F28Zの方が高級感もあるし好きです。

まぁその分SEL35F28Zは値段が高いですからね。

 

 

 

 

α7R2に装着

 

 

さて、フルサイズミラーレスカメラであるα7R2にSELP1650を装着してみましょう。

 

SELP1650はフルサイズ対応レンズではないですが、フルサイズ用FEレンズと同じEマウントレンズであるため、アダプタなどがなくてもα7R2に装着することができます。

 

 かちゃっと。。

f:id:otohikarialpha:20190310143126j:plain

 

 

どうでしょう?

 

ものすごいコンパクトなんですけど、α7R2にとっても似合っている気がしませんか?

 

本体とレンズのサイズバランスが良いんですね、きっと。

 

 

f:id:otohikarialpha:20190310143201j:plain

 

 

横から見てもやっぱりコンパクト。

グリップの部分からもそんなに出っ張らないのでスマートに持ち運べそうですね。鏡筒部分はプラスチックなんですが、まぁ軽いので、気にならないです。

 

逆に同じくらい軽いのにSEL35F28Zの質感の高さには脱帽です。

 

 

f:id:otohikarialpha:20190310143220j:plain

ニョキッと 

 

 

起動時、斜めのアングルから。

電源をオンにするとニョキッと鏡筒部分が伸びます。

パワーズームのレンズだからこその動きですね。コンデジを想像してもらうと良いかと思います。

 

これもα7シリーズでも問題なくしっかり反応してくれます。

 

 

f:id:otohikarialpha:20180730004352j:plain

 

 

ちなみにSEL35F28Zを同じようなアングルからみるとこんなかんじ。

見た目結構近いな。

 

 

f:id:otohikarialpha:20190310143306j:plain

 

 

上からみるとこんなかんじ。

ニョキニョキっと伸びてもコンパクト。

ズーム操作もスムーズです。

 

 

α7R2につけて散歩(作例)

 

 

数回、外に出かけるときにこのレンズを使ってみました。

 

ちなみに、α7R2で使用する場合は、APSサイズの画角にクロップ(縮小)されるため、記録画素数は1800万画素になります(通常フルサイズ時4200万画素)。

ここはご注意を。

 

では、写真をどうぞ。

 

 

DSC00364

SONY α7R2, E PZ 16mm-50mm F3.5-5.6 OSS, ISO800 16mm 1/125sec f/3.5

 

 

まずは、解像感はどうでしょうか?

 

1800万画素になりますが、スマホやPCの画面で見るくらいであれば画素数不足なんてまったく感じないのではないでしょうか?

エスカレーターの部分なんて質感もしっかりでているような気がしますし、

 

少なくとも中央部分に関しては十分な解像感が得られているように感じました。

 

フルサイズカメラでも2000万〜2400万画素のものがまだ主流ですし、そう考えると1800万画素は少なすぎない画素数かなと。

 

今回はテストしていないのですが、屋外で建造物とか撮ると違いがわかりますかね?

 

 

DSC00367

SONY α7R2, E PZ 16mm-50mm F3.5-5.6 OSS, ISO100 16mm 1/200sec f/3.5

 

 

軽量なのにズームができる。

 

やはりこれがこのレンズの最大の良さですよね。こちらはワイド端(フルサイズ換算で24mm)。画角も、僕にとっては慣れている画角なので使いやすいですね。

 

 

DSC00368

SONY α7R2, E PZ 16mm-50mm F3.5-5.6 OSS, ISO100 50mm 1/125sec f/5.6

 

  

こちらはテレ端(フルサイズ換算で75mm)。ここまで寄れちゃいます。

お散歩にはとってもいいかも。

ここでもやっぱり金属の質感などはしっかりと表現できているように感じます。

 

意外といいぞ

 

 

 

DSC00372

SONY α7R2, E PZ 16mm-50mm F3.5-5.6 OSS, ISO100 17mm 1/800sec f/4.0

 

 

屋外でもパシャッと。

逆光に弱すぎるわけでもないし良い感じです。

動画とかいいかもしれないですね、このレンズ。

 

 

DSC00370

SONY α7R2, E PZ 16mm-50mm F3.5-5.6 OSS, ISO100 16mm 1/800sec f/3.5

 

 

上を向いて撮っても、いいな。

単焦点レンズばかり使っているので、画角をスイスイ変えられるのはほんとに便利。

お散歩するときには撮影範囲がぐっと拡がりますので、これは有りですね。

 

 

DSC00330

SONY α7R2, E PZ 16mm-50mm F3.5-5.6 OSS, ISO2000 50mm 1/125sec f/5.6

 

 

目線を下に戻して、こんな写真もサクッと撮れる。

こういうシーンでは、単焦点レンズばかり持ち歩く僕の場合は、完全にレンズを変える手間が発生してしまっていると思います。

 

位相差AFとコントラストAFが組み合わさった「ファストハイブリッドAF」にも対応しているので、AFスピードも申し分なしです。

 

 

www.sony.jp

 

 

 

気になる点

 

 

ワイド端(特に)で撮影していると気になる点が。

 

 

DSC00371

SONY α7R2, E PZ 16mm-50mm F3.5-5.6 OSS, ISO100 16mm 1/400sec f/4.0

 

 

現像はadobe Lightroomを使っているんですが、デフォルト現像だと写真の隅が黒くケラれているのです。

レンズ補正のチェックをオンにすると、それを解消して湾曲補正のような動きをするのですが、今度は周辺の解像度が残念な感じに。。。

なんだか引き伸ばされてる!?!?

 

 

DSC00374

SONY α7R2, E PZ 16mm-50mm F3.5-5.6 OSS, ISO2000 50mm 1/125sec f/5.6

 

 

DSC00373

SONY α7R2, E PZ 16mm-50mm F3.5-5.6 OSS, ISO160 16mm 1/125sec f/4.0

 

 

なんだか写真の周辺部分がぼんやりしてません?

ボケとはなんだか違う感じがします。「ぼんやり」してるのです。

お散歩のような気軽な撮影では全然良いのですが、風景写真とかでこれが起きるのはよろしくないですね。使っている人をあんまり見ないのはこれの影響なのかな?

 

とはいえ、Eマウントで最も軽くてズームが便利。

α7R2を使ったお散歩システムにはもってこいのズームレンズですね。

 

持ち歩くレンズの選択肢がまた拡がりました。

 

 

 

再考結果まとめ

 

 

画質の面でうーん、、、というところもありましたが、お散歩に持ち歩く軽量ズームレンズとしては及第点な印象のSELP1650。まとめるとこんなかんじです。

 

 

  • パワーズームレンズなのにとっても軽くてお散歩向き
  • α7R2でも1800万画素カメラとして使える
  • シーンによってスイスイ画角を変えられるはメリット
  • お値段的のもリーズナブル

 

  • 周辺画質がちょっとぼんやり
  • レンズ補正かけないと周辺でケラレあり
  • 撮っててニヤニヤする画質ではないかも

 

 

風景だけじゃなくて、ふとした子供の表情や、カフェやレストランでのテーブルフォトなんかにも良さそう。

じっくり撮るというよりは訪れた場所のスナップ写真は捗りそうなレンズ「SELP1650」でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

オトとヒカリαはにほんブログ村に参加しています。

投票いただけると大変うれしいです。

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(SONY)へ
にほんブログ村