【雑記】ハイレゾを語らせてほしい
こんにちは、ゆーすふる(@yo_uthful)です。
ブログのテーマでもあるオトとヒカリ。
今日は音についての話です。
音の良し悪しに関しては感性に左右される部分も大きく、個人の感覚による感想になってしまうと思いますが、
こーゆう感覚のやつもいるんだなー
程度にご興味ある方は読んでいただけるとうれしいです。文字多めです。
僕にとっての音楽
僕は普通のサラリーマンです。
勤める会社まではそこそこ遠く、1.5時間程度かかります。そんな僕にとって音楽はなくてはならないものです。月曜日から金曜日まで往復で3時間の通勤中はもちろん、集中したい時は仕事中にも音楽を聴きます。(会社で後輩におすすめ曲を聞いても最近は「あんま聴かないんですよねぇってことが多くてつらい。」)車の運転中も必ずと言って良いほど音楽を聴いています。
中学生の時から電車通学だったこともあり、音楽を聴きながら行動することがホントに多いなと感じています。
音楽をやっていた経験はありませんが、生活に欠かせないモノであることは間違いないです。
古くはカセットテープからMD、そこからデジタル化されたものまで聴いてきました。で、今は世の中ハイレゾと。
MD74minの中に曲を詰め込んでいたのが懐かしい。
世の中にとってのハイレゾ
さて、ハイレゾです。もうご存知の方も多いと思いますが、世の中で言っているハイレゾがどういうものなのかを復習しましょう。
ONKYOさんのWebサイトによれば、
ハイレゾ(Hi-Res)とは「ハイ レゾリューション(High Resolution)」を略した言葉で、CDクオリティを凌駕する高音質サウンドのことです。
例えば音の輪郭・奥行き・音圧といったものがハイレゾには含まれており、192kHz/24bitのハイレゾ音源だとCDの約6.5倍の情報量があり、その中には演奏家の息遣いや収録場所の空気感といった繊細なニュアンスが含まれています。
アナログ情報は滑らかな波形ですが、デジタル化によってCDの場合は粗い階段状になります。けれどもハイレゾは、CDよりも細かくデジタル化しているので元の滑らかな波形に近く、そのためレコーディング時の微妙なニュアンスまでもほぼ忠実に再現することができるのです。
なるほど。レゾリューションは写真では「解像度」という意味で使われたりしますね、ハイレゾ=「高い解像度」。ハイレゾ音源になるとこれまで粗くガタガタの階段みたいになっていた音の波形が細かくなだらかな形状になり、元のアナログ音源を再現することができるということですね。図で描かれるとわかりやすい。CDを聴いていても粗さを感じたことはないのですが、「まだまだ奥が深いんだよ、音楽は」ってことなのでしょう。
また、ハイレゾと呼べる音源には規定があります。
- 音の高さの上限を決めるサンプリング周波数が96kHz以上
- 音の大小や解像度を決める量子化bit数が24bit以上
CDの音源は、44.1kHz/16bitの音源ですのでハイレゾではないわけです。
複雑ですね。
ともかく、アナログ音源にこれまでよりも近づいた元の音に近い音がハイレゾと呼ばれるものということですね。
ハイレゾ音源の入手方法
ハイレゾ音源。まず高いです(キッパリ)。パッケージで売られているフルアルバムは大体3000円ですが(DVD,BD付は別として)、アルバムのハイレゾ音源は1000円以上高い値段であることがほとんどです。しかもCDではハイレゾ音源にならないので、Webサイトからダウンロードするしかありません。手元にパッケージを残したい人でハイレゾも聴きたければ、2種類買うしかないのです。
代表的なハイレゾ音源配信サイトは、
この辺りでしょうか。僕はmoraで購入することが多いです。
たまーーーーに、ハイレゾ音源もセールになっていることがあるので定期的にチェックしましょう。
また、最近はほとんどのポータブルオーディオプレーヤーは対応しているかと思いますが、ハイレゾ音源対応のプレーヤーも必要となります。プレーヤーが対応していても無線のイヤホンやヘッドホンが対応していなかったりもしますが。ややこしい。
僕にとってのハイレゾ
今、自分のWALKMANを確認したところ、 シングル/アルバム含めて30枚ほどのハイレゾ音源が入っていました。
元々CDを持っていた曲でも気に入った曲はいくつかハイレゾ版を購入しています。
CD音源とハイレゾの音質の違いが分かるのか?と言われると、答えはノーです。
CD音源や320kbpsくらいの音源になると僕にとってはもう十分な音質のようです。
以前、友人とハイレゾ音源のブラインドテストを行ったことがあるのですが、まぁ当たりませんでした。
ハイレゾ音源を買う(買ってしまう)理由としては、
- こんな音聴こえてたかな?ということに気づける
- 自分が最高音質の曲を聴いているという満足感
- 画面にでているHRマークの満足感
2と3に関しては音楽とは関係のない自己満足でしかないのですが、デジタル家電なんてそんなものなのですよね。
1に関しては、使っているイヤホンの性能などにもよるかもしれませんが、ボーカルのブレス位置などが明確に分かるようになったり、遠くの方で今までは気づかなかった楽器の音が聴こえたりと、何度も聴いていた楽曲でも新たな発見ができることが多いです。こんな音聴こえてたっけな?と思うとそれはハイレゾ音源の曲で、
「あーやっぱりハイレゾすごいなー」って思ってCD音源聴くと
「その音」はCD音源でも普通に鳴っていて、
「なんだぁ。違いないじゃん。」って思うんですが、
「その音」に気づかせてくれるのはハイレゾ音源であることが多いかなと感じています。
「原音に近い」と言うような音質の良さの話ではないと思いますが、楽曲内で隠れていた音が聴こえるようになるのがハイレゾなのかなと思っています。
何度か仕事でレコーディング・エンジニアの方とお話をしたことがあるのですが、
「ハイレゾだからといって原音をそのまま聴かせるのは意味がない。そもそも原音を知っている人なんて多くない。人が聴きやすい音にするのが僕らの仕事。」
と言っていました。ものすごい納得しました。オーケストラの生演奏を実際に目の前で聴いて各楽器の音まで分かるような人はそう多くないはずです。完全な原音がほしいけどマイクを通った時点で完全な原音ではなくなっている、とも言われてました。
つまり僕らが普段聴いている音楽は原音の再現したものではなく、聴きやすいようにエンジニアによってつくられた音であり、それが心地よいと感じているわけです。そうやってつくられた音楽がONKYOのwebサイトで書かれていた「元の音」なのだと思います。
エンジニアの方のスキルによって味付けされたその「元の音」を最大限に楽しめるのがハイレゾ音源であり、左右の耳から聴こえてくる音のパーツを聴き取って、ここはこういう歌い方なのかとか、この楽器が鳴っているんだとかを探していくのが楽しみ方なのかなと思います。
これまでは音の波が粗く、そういったエンジニアの方の考えや細かい技術がユーザーになかなか届きにくかったものが、ハイレゾ音源によって届きやすくなったのではないでしょうか?もちろん楽曲の良し悪しに対しては歌詞やボーカルや楽器演奏のスキルが大分を占めているのかもしれませんが、ボーカルや楽器演奏者や作詞作曲家だけではなく、レコーディング・エンジニアの方の力も今後は広く認識されていくようになるのかもしれませんね。
これからもずっと音を楽しんでいきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。