肺気胸入院談。エアリークが手術するかのボーダーライン
こんにちは、ゆーすふる(@yo_uthful)です。
実は2週間ほど、自然気胸で入院していました。
気胸治療のつらさなど日記として残したいと思います。
僕もそうでしたが、経験者のこういったブログは本当に参考になりました。
入院生活は暇ではありますが、先の見えない不安との戦いですので、この記事も誰かの役に立てればうれしいです。
その①はこちら。
その②はこちら。
入院5日目
回復の早い人ならもう退院する人もいる頃です。
朝から、いつもの内科の先生。
内科医「うーん。まだエアリーク(ボコボコ)あるね」
ゆ「もう何日もこのままで変わらないです。」
内科医「ほとんど穴は塞がってるはずなんだけどね」
もう数日様子を見ようとのことでしたが、
今まではウォーターシールという青い水の水位だけで管理していたものを、持続吸引という機械で胸腔内に引圧をかけて残っている空気を抜くことになりました。
今までの数日はなんだったのよ。。。
引圧がかかるので、若干胸が締め付けられるような感覚がありました。
でも少しするとそれもなくなりとても楽になります。
あー空気まだ溜まってたんだなと感じたのを覚えています。
入院6日目〜7日目
この日は病院の外来はお休み。
僕はずっと持続吸引です。機械につながっているので、トイレに行く以外は基本はベッドの上でと言われ暇さが更に増しました。
スマホはありますが、通信量がどんどんかさむのであまりネットサーフィンもできません。(Wi-Fi環境がなかった。)本当に暇です。。。
このまま治らないのではないかという不安ばかりが募ります。
ただこの頃は、持続吸引の効果なのか目一杯呼吸ができる感覚でした。
病院の外来は休みなのですが、
内科の先生がお休みなのに様子を見に来てくれました。
ものすごい爽やかな私服姿。
内科医「うーん。まだちょっとですね。」
顔が曇っているような。。。
内科医「週明けまでこのままだとさすがに一週間経ってしまうので、呼吸器外科の先生とも相談しましょう」
ゆ「このまま治らないと?」
内科医「7〜8割は大丈夫だろうけど可能性はあるので。」
どうやら、自然治癒の場合は肺の穴がかさぶたのように塞がるのを待つようなのですが、
稀にかさぶたがうまくできないことがあるようです。
嫌な予感はこれだったか。。。残り2割の人になりそう。
外科ということは手術ということです。
手術は初めてではないのですが、嫌な記憶がよみがえります。術後のつらさ。。。
この日はひたすら「気胸 手術」で検索を繰り返していました。
入院9日目
週が明けます。
さて、僕にとっては運命の日です。
ほとんど眠れません。
「エアリーク」という青い水のボコボコ泡立ち現象が治らないことには手術になる。
その恐怖からドレーンをまともに見るのも怖くなっていました。
夜中に目が覚めてはドレーンを見ないように深呼吸。
しかし、1時間おきには目が覚めてしまいます。
あまり眠れずに夜が明けました。
朝、覚悟を決めて咳をしてみるとエアリーク有。。。
終わった。。。
内科医「うーん。外科の先生と相談させてください。」
手術やだという言葉しか頭に思い浮かびませんでした。
1週間もの間、胸腔ドレナージに耐えてきたのに、
結局治らず、手術の苦しみに耐えないといけないのか。
また振り出しに戻ってしまったような気分でした。
とりあえず職場には入院延長の連絡。
夕方、呼吸器外科の先生が来ました。
外科医「内科から手術を頼まれてきました。」
ゆ「やっぱり決定なんですね。」
外科医「そうだね。手術しちゃった方が治りも早いし、再発率も低いから。」
このあと手術内容に関する説明を家族と一緒に受けました。
確かに再発率の話はネットでも見ました。
気胸は再発率の高い病気で、自然治癒(ドレナージのみ)の場合は4割程度の再発率で非常に高く、大体の人は2回目の気胸で手術をするようです。
手術をすれば再発率も下がり5〜15%と言われているようです。
でも再発の可能性はあるのね。。
手術には腹腔鏡手術という手法が使われ、
わき腹に2センチほどの穴を3箇所あけて肺の穴の発生源となる先端部分を切り取り、縫合する。
2時間程度の手術時間です。
そんなに重くはない手術内容ですが、全身麻酔で行うので術後は体にたくさん管がついた状態になります。
傷口が小さくて済むので、
術後からの復帰も早く、早ければ数日で退院できる。
こんな内容の説明をうけ、
外科医「月に何度もしている手術だから全然大丈夫。すぐ良くなるよ。」
と励まされました。
元気になれるまでの過程が辛くて嫌なんだけども。。。
仕方ない。。。
手術から退院までに続く。
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