オトとヒカリα -モノに囲まれた生活もいいでしょ-

モノに囲まれた生活もいいでしょ

オトとヒカリα

肺気胸入院の経験談。手術〜退院までの流れ。


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こんにちは、ゆーすふる(@yo_uthfulです。 

 

実は2週間ほど、自然気胸で入院していました。

気胸治療のつらさなど日記として残したいと思います。

 

僕もそうでしたが、経験者のこういったブログは本当に参考になりました。

入院生活は暇ではありますが、先の見えない不安との戦いですので、この記事も誰かの役に立てればうれしいです。

 

今回は文字ばかりちょっと長めです。

 

 

山場なので。

 

 

 

 

手術前日(入院9日目)

 

手術は午後に決まり、特にすることもなく一日が過ぎます。

この日は夜ご飯は抜きで0時以降は水すら飲めません。つらい。

 

することがなさすぎるので、手術がどんどん怖くなっていきます。

 

でも看護師さん達はいつも通りの接し方で、なんだか怖がってるのが馬鹿みたいにもなってきます。

 

そんなに怖くはないのかな?でもやっぱり術後はつらいよな?

そんなことばかりを考えつづけ一日が終わりました。

 

この日は寝る前に眠りやすくなる薬なるものが処方され、思惑通りぐっすり眠れてしまいました。

 

 

手術当日〜翌日朝まで(入院10日目)

 

他の方もブログなどをみると言われていますが、やはりここが気胸入院で一番つらい日でした。

これは間違いない。覚悟が必要です。

 

午後に手術室へ向かうように連絡がはいりました。

歩いて手術室に向かうと、麻酔科医の先生とまずは挨拶。

手術がたてこんでいるのかみんな疲れてそう。

ご苦労さまです。

 

少し確認を行うといよいよ手術室へ。

 

テレビでよく見る光景に緊張が高まります。

 

台に横になると、すぐさま酸素マスクを当てられるとともに点滴。

そこから全身麻酔を行うわけですが、

 

麻酔科医「すぐ眠くなりますよー。起きたら終わってますからね。」

外科医「よろしくおねがいします。」

 

そこまでの記憶ははっきりしてるのですが、視界がぼやけて記憶はそこまで。

視界がぼやけるときは、映画やアニメのそういったシーンそのまま。

視界の周りがボヤーッとしてきて意識が遠くなる感じです。

みなさんの想像している通りの光景だと思います。

 

僕は、意識が遠くなりながら、

麻酔が効かなかったら痛いんだろうなー、頼むよーーー。

 

と考えていたように思います。 

 

そして、、、

 

 

目覚めると、とりあえず震えが止まりません。

外科医の先生が目の前にいます。

 

外科医「おわりましたよ。」

 

そこから病室までガラガラ運ばれました。

 

このへんは結構覚えてる。

 

ベッドの揺れに、もっと慎重に運んでくださいよ、と思っていました。

 

 

外科医「寒いですか?」

 

寒くはないんです。体に力が入っているのか震えが止まりません。

体も左半身がビリビリ、ヒリヒリしている感じで違和感があります。

手術が終わった安堵感はありません。不安が募るばかり。

 

地獄の夜が始まる。

 

痛みに関しては、カッターで切ったあとのヒリヒリする感じが一番近いかなと思います。

 

我慢しようと思えばできる。けどずっと痛い。そんな感じです。

 

ここから少し経つと痛み止めが効いてきたようで、痛みはなくなるのですが、今度は息苦しさを感じ始めました。

痰がからむ感じで、呼吸が浅くなってしまう感覚です。

大きく息を吸うと咳がでてしまいそうで、絶対痛いだろうとなんとか我慢し、浅い呼吸でやり過ごします。

 

手術は2時間程度で済んだようで、まだ18時。

ここから苦痛と戦わなければいけません。

面会時間終わりの合図で20時、廊下の会話から21時。そんなことを感じながらなんとかやり過ごします。

 

呼吸が少し楽になったときに寝ていたようで、

目覚めると夜中の雰囲気。

痛みが強く眠れそうにないのでここで初のナースコール。

手術後にだけ使っていいという痛み止めの点滴をもらいました。

もう夜中の3時くらいかなと思い、今何時か聞くと、

23時。。。

 

長い。長過ぎる。。。

 

痛みと咳がしたいけど我慢。これを繰り返していました。

とにかくしんどい時間です。

 

耐えて耐えて耐えて、空が明るくなってきたころ。

点滴を交換しに来た看護師さんがそろそろフットマッサージャーと尿道カテーテルを外そうかと言ってくれました。

6時くらいだったかな。

この時の窓から見る朝焼けは本当に忘れられません。

なんだかものすごい達成感です。明るいだけで本当にうれしい。

 

尿道カテーテルも全身麻酔では必ずつくのかもしれませんが、違和感と痛みがありつらいです。

外すときもなんとも言い表しにくい違和感があります。

深呼吸と共に抜いてもらいました。

 

手術後1日目〜2日目(入院11日目〜12日目)

 

いろんな管などが外れると随分と楽になりました。

肺の手術であったため、朝から通常通りご飯も出ましたし、体も痛み止めさえ貰えば我慢できる痛みと違和感でした。

術後の半日さえ乗り切ればあとは回復する一方です!

パン2個を食べ、安堵していると。

今度はリハビリの先生が。

 

リ医「立ってもらって廊下を歩きましょう。」

 

もう歩けるんですか???

気胸など、肺の軽度な手術では術後早くから歩くほうが回復が早いらしく、早速歩行リハビリが始まります。

 

起き上がるのさえ怖かったのですが、

言われた通り起き上がると、痛み止めのおかげでそんなに痛くない。しかも歩ける、普通に。

なんだか嬉しい。

 

地獄の一夜を耐えただけで、これだけ元に戻れるのかと安心しました。

 

でも痛み止めが切れるとやっぱり痛い。

 

ドレーンも新しくつながっているし、それに引っ張られる感じとカッターで切られたようなヒリヒリジンジンする痛み。

人によっては全然耐えられるような痛みのレベルなのかもしれませんが、僕は結構痛く感じました。痛み止めが聞いている間は全然大丈夫なのですが。

 

その後はレントゲンを撮り痛み止め切れと共にくる痛みに耐えます。

 

次の日になると、痛みもだいぶ楽です。痛み止めも引き続き処方されるので、全く気になりません。

 

 

朝、外科の先生がきて、

 

外科医「手術はバッチリうまく行ったし、レントゲンも問題ないから、管抜いちゃおうか」

 

手術してからの展開が本当に早すぎます。

自然治癒の一週間はなんだったのか。。。

処置室でドレーンにつながっている管を抜きます。

 

外科医「大きく息を吸ってーー、吐いてぇー、吐いてー、はい!止めて」

 

ドゥルン。。。(これで擬音は正しいと思う)

 

というとても気持ち悪い感覚とともに管が抜けます。痛くはないけど気持ち悪い。

管を抜く前のテープとかいろんなものをビリビリ、パチンパチンと外してる時のほうが痛かったです。

 

管が外れると痛みも更に和らぎ、だいぶ自由になります。

それとともにガーゼなどで隠れていた傷口も見えるようになって痛々しいかんじに。。。2時間くらいで痛みは落ち着きました。

 

その後時間を置いてから再びレントゲン

 

 

異常がなければ明日退院できるとのことです。

 

 

なんて早い!!

まだ手術したのはおとといなのに!

 

ようやく心にゆとりができ、夕焼けを眺める僕。


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ようやく退院(入院13日目)

 

結局、レントゲンは全く問題ないとのことで、

ようやく退院です。

 

結局13日間の入院期間となりました。

 

仕事も10日間まるっと休んでしまい、迷惑かけちゃいました。

傷口はまだ痛々しいままですが、普通に生活してシャワーもOKだそうです。

咳は怖くてできません。。。

 

退院するときの外の日差しは忘れられません。


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みなさんも健康には本当に気をつけましょう。

普通でいられることの幸せを改めて感じさせられました。

気胸は過度なストレスや不規則な生活が一因とも言われているようで、まさに僕の場合はこれだったかなと思っています。

たまには息抜きをして、ストレス発散。夜ふかしもたまーにするくらいにして規則的な生活を心がけましょう。

 

再発怖いなー

 

術後半年後の状況についても書いてみました。

 

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過去の記事はこちら。

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