SONY α65(SLT-A65V) レビュー Aマウント一眼レフ
こんにちは、ゆーすふる(@yo_uthful)です。
新緑の季節も通り過ぎ、あっという間に梅雨に入ってしまいました。
1年も半分が過ぎただなんて、今年はすごい早く感じます。
さて、すでに前記事では写真が出ておりますが、ミラーレス時代のいま、あえて一眼レフカメラに立ち返ってみることにしました。
レンズ資産も流用できるようにソニーのAマウント機であるα65を購入してみたのでレビューを書いてみます。
レフ機が欲しくなった理由
購入に至った理由はいくつかありまして。
まずは、自粛期間でほとんど外で写真を撮らなくなり、「撮った感」に飢えていたこと。部屋の中でミラーレス機でパシャパシャシャッターを切ってみても物足りなさを感じるばかりで、見るからにカメラというガジェットを触りたくて仕方なくなってしまいました。
撮ってる感、とても大事
カメラの使いこなしの重要さにも気づきました。これまでも思ってたことなんですけど、パパママカメラマンさんが公園で一眼持ってるのを見ると、小型のレフ機に50mmの単焦点をスチャッと構えてるんですね。
あのスタイルを自分も使いこなしたいと思っていました。小型のAPS機に単焦点。
パパカメラマンへのただの憧れ
あとは単純にカッコよさです。
ミラーレスカメラで溢れてる今、一眼レフカメラをぶら下げてる方がカッコいいなと思う自己満足。
ネットで中古品をめちゃくちゃ探しました。
で、たどり着いたのα65(SLT-A65V)というカメラ。
α65の理由
数ある一眼レフの中からα65を選んだ理由。
パパママカメラに適した小型サイズ感と、レンズ資産の流用が可能なこと、ビューファインダーのスペックがある程度高いこと。この辺りを色々調べてたどり着いたカメラです。
ソニーのAマウント機は、今では(?)影もだいぶ薄くなり、新モデルも久しくでていないマウントになります。
α65はその中でもかなり後期に発売された中位モデルであり、性能的に現行のカメラたちには劣るところも多いのですが、Aマウント機では円熟期の機種なので、バランスが非常に良いかなと感じました。
デザインもソニーのAマウント機の後期は非常に好きなデザインです。
肩部分は丸みがあり、今風のデザイン、外装はプラスチック製だと思うのですが、安っぽさは感じない質感で小型レフ機なのですがグリップの手の収まり具合も良いです。
ビューファインダもEVFが採用されていて、それなりに見やすいです。
ボタンの配置も普段からソニー機を使っているので違和感もありません。
程度が並の中古品を購入したため、外装のテカリ、液晶画面のガビガビと、使用感バリバリの一品ですが、お値段もその分安かったので納得の購入です。
性能に関しては次で書いてみます。
α65スペック
ソニーのAマウント機は一眼レフ機なので、ミラーはあるのですが。
トランスルーセントミラーといって、シャッターの際にミラーは可動しないタイプになっています。ミラーを透過した光をセンサー部で受けて写真を出力するようです。
一方でミラーの役割もしっかり果たすので、反射した光がオートフォーカス用のセンサ部に入り、AF駆動ができるというスグレモノ。
一方でミラーが常に前にあることで、ロスしてしまう光もあるのでそこが欠点とも言われていたようですね。
さて、その他機能については一覧表にしてみます。
比較対象はEマウントの中位機種α6400にしてみました。
α65 | α6400 | |
名称 | SLT-A65V | ILCE-6400 |
発売日 | 2012/1/27 | 2019/2/22 |
ソニーストア価格 | 生産終了 | 109880円+税 |
撮像素子 | APS-Cサイズ | APS-Cサイズ |
有効画素数 | 約2430万画素 | 約2430万画素 |
質量 | 543g(本体のみ) | 359g(本体のみ) |
ファインダー時撮影枚数 | 約510枚 | 約360枚 |
連続撮影速度 | 最高約10コマ/秒 | 最高約11コマ/秒 |
検出方式 | TTL位相差検出 | 位相差AF/コントラストAF |
AF点数 | 15点 | 425点 |
露出補正 | ±3.0EV | ±5.0EV |
ISO感度(推奨) | ISO100-16000 | ISO100-32000 |
シャッタースピード | 1/4000-30秒 | 1/4000-30秒 |
液晶モニター | 3.0型 92万ドット | 3.0型 92万ドット |
ファインダー | 0.5型電子式ビューファインダー(EVF) | 0.5型電子式ビューファインダー(EVF) |
総ドット数 | 235万画素 | 235万画素 |
動画撮影 | FHD 60p | 4K 30p |
手ぶれ補正 | ◯ | × |
瞳AF | × | ◯ |
ピクチャーエフェクト | 11種類 | 13種類 |
流石に現行モデルと比較をすると劣っているところが目立ちます。
ただ、大きな差分を感じるところとすれば、AFの面くらいで、ほかはソニー機を使い慣れていれば違和感なく使えるレベルだと思います。
一眼レフ機で500gの重量なので、かなり軽い気がしますね。
単焦点が様になる
最近購入した50mmの単焦点レンズ(SAL50F14Z)を装着してみます。
いやぁ、様になる。
レンズ越しに見えるαロゴと軍艦部分、グリップ、かっこいいです。
横からのアングル。
これです。このバランス。
この小型一眼レフに50mmの単焦点レンズ。
パパママカメラの代表的なカメラという感じ。
というかツァイスレンズつけるとめちゃくちゃかっこいいです。
これに憧れていました。
ミラーレス並のサイズ
手元にあるAPSサイズのEマウント機、NEX-7とサイズを比較してみます。
右手前がNEX-7。左奥がα65です。
こう見るとさすがにEマウント。
ミラーレスカメラの小型さはすごいですね。
でもα65も十分に小さいです。
横幅はほとんど同じで高さが出る感じ。
グリップ部分の高さも十分なのでホールド感に不足がありません。
ついでにフルサイズ一眼レフのα900とも比べてみます。
大きさも違うんですが、デザインが大きく違いますね。
α900の無骨な一眼レフ感も大好きですが、ミラーレスカメラばかりを最近みているからなのか丸みのあるα65のデザインもとっても良いです。
こうやって比べると、
フルサイズ一眼レフ>APS一眼レフ>APSミラーレス
大中小感がでててきれいです。
α65作例
例によってα65で散歩してみました。
作例としてご覧ください。
雨の中でもお散歩。
Planarの柔らかもあって、バッチリな写り。
8年前のカメラとは思えません。
APS-Cのカメラだと換算75mmになるので、お散歩にはどうかなと思ったんですが慣れれば全然問題なさそう。
近くを散歩することが増えて、これまではあまり目にとめてなかった花を撮る機会が増えました。
全然慣れていないので中央に捉えるくらいしかできないのですが。
まずはボケ感を楽しんでいます。
子どものころから良く遊んでいた場所。
親になって子どもと散歩しているとなんだか懐かしいような、新鮮なような、
不思議な感覚。
α65の写りはほんとに違和感がないです。
多分同時期発売のNEX7を普段使っているからだと思います、ん?となるようなAF挙動とかもなく、全く問題なく使えています。
個人的に好きな写真のひとつ。
直線が多い写真はなんだか好きなんです。
Planarを使えるAマウント、いいです。
夕焼け前の空。
青が少し深みを増していきます。
EVFも十分映りが良くて、思った通りの写真が撮れますね。
道端にたんぽぽというか綿毛。
スナップだからいいけど、花って本気で撮ろうとしたら難しい。
解像感にも少し触れてみると、α65は2400万画素。
いや、十分ですよ。全然問題なし!
試しにクロップしてみますよ。
全然問題ないです。AFが甘いだけです。。。
Planarとの組み合わせは本当に最高かもしれないです。
このレンズやばいです。写りが本当に好き。
小型一眼レフの運用、これでバッチリだな。
近くを散歩しただけですけど、α65を一眼レフを堪能する日々です。
あ、ちなみにトランスルーセントミラーなので、シャッター音はいまいち。
撮った感が大事と言っていたんですけどね。。
早く公園とかでパパカメラα65したいです
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