カールツァイス50mm F1.4 Planar購入レビュー SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM
こんにちは、ゆーすふる(@yo_uthful)です。
まだ家にいることが多いですが、この春に50mmの焦点距離をあらためて見直したことで、新たなレンズをお迎えすることになりました。
AマウントレンズのSAL50F14Zです。
またもやPlanarに手を出してしまいました。やわらかいボケ、最高です。
外に出歩かないのに支出は増える不思議
まだ、散歩でしか使えていませんが、作例含めて使用感を紹介したいと思います。
購入の理由
前の記事でも書いたのですが、いつの間にか増えていた50mmのレンズ達を見直しまして、なんかもっと欲しくなってしまいました。
家にいることが多く、調べたり考えたりできる時間が増えたことで物欲ばかりが刺激されてしまったのです。
人と触れ合うことも少ないと金銭感覚も麻痺してくる
また、この自粛期間で、ちょっとした散歩がすごい楽しくて、
そんなささいな散歩に持っていく新しいレンズを探していました。
で、見つけたのが今回のPlanarだったわけです。
お散歩レンズにF1.4のPlanarを贅沢に使ってみたいということで、
中古で安い物をネットで探しまくって購入しました。
SAL50F14Z
SAL50F14Zは2013年7月に発売された、ソニーAマウント向けの単焦点レンズです。
”Z”と最後についているようにソニーとカールツァイスの共同開発のレンズになります。設計モデルはPlanar型。
Aマウントのレンズとしては比較的新しいレンズなので、AF駆動モーターにSSM(速くて静かなAF)が使われていたり性能面もバッチリです。
鏡筒部分にはZEISSの青バッジがついています。
Aマウントのカールツァイスレンズは、24mm Distagon、50mm Planar、85mm Planar、135mm Sonnar、と単焦点レンズも豊富ですが、デザインに統一感があるのが良いですね。
この鏡筒デザイン好きなんです
Aマウントレンズを買ったのは、値頃な中古レンズがネットで売られていたからなのですが、
最近、小型の一眼レフを使いたくなったのもあって、今の自分にちょうど良いレンズでした。
デザイン良し、スペック良しのAマウントレンズは買いです。
スペック
仕様について簡単にまとめてみます。
今回は比較として、Eマウントの55mm単焦点レンズを載せておきます。
項目 | SAL50F14Z | SEL55F18Z |
名称 | Planar T* 50mm F1.4 | Sonnar T* FE 55mm F1.8 |
デザイン | Planar型 | Sonnar型 |
発売日 | 2013/7/26 | 2013/12/20 |
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¥99,700 | ¥87,800 |
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¥76,400 | ¥65,800 |
対応マウント | A-Mount | E-Mount |
対応撮像画面サイズ | 35mmフルサイズ | 35mmフルサイズ |
焦点距離(mm) | 50 | 55 |
画角(°) | 47 | 43 |
APS時換算(mm) | 75 | 82.5 |
開放絞り(F値) | 1.4 | 1.8 |
絞り羽根(枚) | 9 | 9 |
最短撮影距離(m) | 0.45 | 0.5 |
最大撮影倍率 | 0.14 | 0.14 |
レンズ内手ぶれ補正 | × | × |
質量(g) | 518 | 281 |
Aマウントレンズとしては、このSAL50F14Zは比較的発売日が新しく、
値崩れもあまりしていないようです。
僕は、並品の中古レンズを割り切ってかなり安く購入しました。
SEL55F18Zと比較してもスペックで見劣りするところは少ないです。
発売時期もあまり変わりませんし、
開放F値1.4のPlanarレンズが使えるのであればかなりお得な買い物ができたと思います。
重さだけは数値でみると500gを超えているので、結構あるように見えますが、
カメラ本体とのバランスが良いのであまり重くは感じていません。
Aマウント機 α65
まずは、Aマウント機に装着してみます。
オトとヒカリαではまだ紹介していない見慣れないカメラに着いていますが、気にしないでください。
今回のカメラは、ソニーAマウントのα65という機種。
APS-Cサイズの中型の一眼レフになりますが、レンズとのサイズバランスが最高です。
大口径の50mm単焦点レンズですが、鏡筒が長くない分、不格好にならずバランスの良いサイズ感に収まっています。
518gという重さなのですが、鏡筒がこのサイズなのであまりフロントヘビーにならないです。
やっぱり一眼レフのカメラ感は良いですね。
ワクワクする見た目。
カメラのレビューはまたどこかで。
正面から見るとこんな感じ。
T*の文字がかっこいい。そしてPlanar。
フィルターサイズは72mmなので、そこそこ大きめです。
Eマウント機 α7RⅢ
今どきAマウントなんて。
と思われたあなた。
ちゃんとEマウント機にも付けてみましたよ。
どうでしょうか。
α7RⅢにマウントアダプタを使って装着しています。
そんなに違和感はないですよね。
横からみるとこんな感じ。
流石にマウントアダプタを使う必要があり、その分システムサイズ的には大きくなってしまいます。
でもこれはこれでデザインとして受け入れられるレベルです。
ちょっとカッコ悪い。くらい。
ちなみに僕が使っているマウントアダプタは純正のLAEA3というもの。
SAL50F14ZはAFモーターにSSM(超音波モーター)が使われているためこのマウントアダプタでもAF駆動が可能です。
使用感レビュー
今回はα7RⅢを使って散歩道で撮った写真から使用感を紹介してみます。
AマウントレンズをEマウント機で使いたいなという方も参考にしてみてください。
近所を散歩しているときに道端に咲く花を撮ってみました。
さすがPlanar。
開放F値1.4だとうるさく感じがちなボケ感もやわらかい表現になっている気がします。
もちろんしっかりAFも作動していました。
Aマウント機で使うよりも速くて正確と思うくらいスムーズなAFです。
音もめちゃくちゃ静か。
個人的にはAF-Cモードがおすすめです。
Eマウントレンズと遜色ないスピードで合焦してくれます。
マウントアダプタを持っているといろんなレンズの可能性が出てくるのでおすすめです。
晴れた天気の良い日に大口径レンズならではのボケ感を楽しむ。
しかもPlanarで。
なんだかとっても優雅な気分に浸れます。
散歩写真でこういう写真が前から撮りたかったんです。
ボケ感を楽しむやつ。
ホントにPlanarのボケ感って柔らかいですね。
もっと早く体感しておけばよかった。
散歩楽しい
オールドレンズのような写りというレビュー記事を見かけたので、ちょっと不安だったのですが、F値を絞って撮ってみると不安は飛び去りました。
ツァイス銘のレンズらしい青とコントラストの効いた緑が写し出され、大満足です。
解像感も全然問題ないかなと思います。
クッキリ、シャッキリ。ツァイスコントラスト。
影を上手く撮れるようになれればスナップシューターになれる気がしていますが、まだまだ。
確かに柔らかな写りも多いのですが、それがオールドレンズのようってことなのかな?
これは味ってやつでしょう。
花って被写体として良いんですね。
これまであんまり撮ってこなかったから、散歩で気付くことができました。
彩りがあるので、色々な角度で撮りたくなります。
室内を撮ることも増えました。
在宅勤務を機に、家出の過ごし方もかなり見直されて、緑を積極的に置くようになりました。
暗い室内でも開放側でしっかりピントが合います。
最近は枝物の動画をかなりみています。
もう梅雨入りしてしまったので、春から梅雨前の気持ち良い空がほとんど撮れなかったのが心残り。
50mmってなんでも良い感じに切り取ってくれる。
気がする。。。
風もまだ少しひんやりしていて気持ちが良いですよね。
木々も青々としていて。
思わず深呼吸をしたくなるような季節。
も、もう終わりだけど。。。
夕方前のこの日の入り方が好き。
すごい一瞬で終わっちゃうので、あんまり撮れるタイミングがなかった。
硬質な写り(が売り)のSEL55F18Zと比べると、柔らかな表現が目立つSAL50F14Z。
レンズによって画角は同じようなものでも写りは全然違うんだなと改めて感じました。
まとめ
Aマウントレンズのツァイス銘レンズ、SAL50F14Zを購入しました。
マウンタアダプタを使えばAFも高速駆動でPlanarの柔らかなボケ!
余裕の現役レンズで大満足です。
わかってはいましたが、お散歩レンズにしておくには勿体ない極上レンズでした。
- とっても柔らかなボケ味
- SSMなのでAFがとっても静か
- Eマウント機でも高速AF可能
- 最近の単焦点レンズと比べると軽い方
- とにかくかっこいい
- マウントアダプタをつけるとちょっとカッコ悪くなる
- マウントアダプタ付だと重さを感じる
- そもそもデザインは好みが分かれそう
- 中古市場でもまだ値段が高め
やっぱりツァイスPlanar。やわらかい表現が最高です!
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