WF-1000XM3長期使用レビュー!間違いなく最高レベルのワイヤレスイヤホン
こんにちは、ゆーすふる(@yo_uthful)です。
みなさん、楽しいワイヤレスイヤホン生活を送っていますか?
僕は以前からSONYのWF1000Xというワイヤレスイヤホンを使っていました。
ワイヤレスイヤホンはそこそこの音質をもちながら、取り回しの良さなど圧倒的な便利さで満足度の高い音楽ライフを過ごすことができていたんです。
今回は新たに発売されたワイヤレスイヤホン『WF1000XM3』を発売直後に入手して、2ヶ月ほどほぼ毎日通勤で利用してきましたので、使用感などをレビューしてみたいと思います。
いまのところ、ほぼ最高の使い心地です
- SONY WF1000XM3
- デザインの良さがGOOD
- SPEC比較してみる
- 充電ケースが使いやすくなった
- バランスの良さが際立つ
- 順当に進化したノイキャン
- フラットでクリアな音質
- イコライザを使いたくなる
- タッチパッドが使いにくい
- まとめ
SONY WF1000XM3
今年の7月に発売されたWF1000XM3。
完全独立型のワイヤレスイヤホンで、ワイヤレス型として高音質でありながらノイズキャンセル機能まで搭載したイヤホンです。
ヘッドホン:完全ワイヤレスに、業界最高クラスノイキャン:WF-1000XM3【ソニー公式】
発売直後からYouTubeにたくさんレビュー動画が挙げられ、話題性も高くしばらく在庫もない状態が続いたらしい。
ワイヤレスイヤホンはオーディオガジェット的には旬のアイテムなのでたくさんの商品が発売されていますよね。
デザインの良さがGOOD
まず目を引くのはデザイン性の高さ。
僕が買ったのはプラチナシルバー。シンプルなデザインだけど、SONYのロゴが金色だったり、細かいところで高級感がある。丸みを帯びたデザインで誰が持っていてもおしゃれに見える感じのデザインかなと思います。
どこかイヤホンには見えないデザイン性の高さもこれまでのワイヤレスイヤホンとは違うところかと感じますね。
型番からも想像できるように、オーバーヘッド型のヘッドホンWH1000XM3は兄弟機的な位置づけのよう。
WH1000XM3とはアクセントにするカラーやデザインを揃えていて、こういうところもユーザーからするとちょっと嬉しい。WF1000XM3もブラックモデルはロゴ部分はカッパー色なんですよね。これもめちゃくちゃカッコいい。
統一性のあるデザインで、それも高級感を味わえるデザインなのはユーザーにとっては所有感が満たされるのでとっても良いこと。
SPEC比較してみる
SONYの前機種であるWF1000Xがこれ。
だいぶデザインが変わっているのが分かると思います。デザイン的にカナブンなんて呼んでいたけど使い勝手には満足していた前機種。
ちょっと仕様を比較してみましょう。
前機種のWF1000Xとオーバヘッド型のWH1000XM3とも比較してみます。
WF-1000X | WF-1000XM3 | WH-1000XM3 | |
発売日 | 2017/10/7 | 2019/7/28 | 2018/10/6 |
ソニーストア価格 | 20880円+税 | 25880円+税 | 39880円+税 |
形式 | 密閉ダイナミック型 | 密閉ダイナミック型 | 密閉ダイナミック型 |
質量 | 片側6.8g 充電ケース約70g |
片側8.5g 充電ケース約70g |
約255g |
充電時間 | 本体1.5時間 ケース3時間 |
本体1.5時間 ケース3.5時間 |
約3時間 |
ノイズキャンセル機能 | ○ | ○ | ○ |
外音取り込み | ○ | ○ | ○ |
連続音楽再生時間 | 3時間(NC有) | 6時間(NC有) | 30時間(NC有) |
周波数特性 | 記載なし | 記載なし | 4Hz-40000Hz |
通信規格 | Bluetooth4.1 | Bluetooth5.0 | Bluetooth4.2 |
対応コーデック | SBC,AAC | SBC,AAC | SBC,AAC,aptX,aptX HD,LDAC |
ハイレゾ対応 | × | × | ○ |
伝送帯域 | 20Hz-20000Hz | 20Hz-20000Hz | 20Hz-20000Hz 20Hz-40000Hz(LDAC) |
表にしてみると前機種からの違いはそんなになさそうですよね。
WF1000Xと比較するとハイレゾ相当の音質で聴けるLDACにも対応していないですし、バッテリー持ちの良さとBluetoothのコーデックが5.0になったくらいでしょうか。
でも手にとって使ってみると全然そんなことはないんです。
SPEC表にはあらわれない使い勝手や音質の面でとってもパワーアップしているのがWF1000XM3です。
充電ケースが使いやすくなった
イヤホンを収納するケース。これがそのままイヤホンの充電ケースも兼ねているのですが、前機種に比べると使いやすさがアップしています。
形も少し正方形に近づき小型化されてスッキリした印象。
無駄に(無駄ではないか)充電ケースの天板はゴールドで豪華なデザイン。ブラックのモデルはここはカッパー色となっており、このアクセントカラーはイヤホン本体と同じになっています。
こういうちょっとしたおしゃれ感は個人的には全然あり。
ケースとイヤホン自体の質感もとても良く、上手く作ってるなーという感想。
質感は明らかに前機種よりもいいです。
バランスの良さが際立つ
性能面、機能面のバランスを上手くとった状態でおしゃれまで演出できるメーカーはそんなに多くはないのではないでしょうか。感心感心。
新規参入メーカーのワイヤレスイヤホンもたくさんありますけど、どうもデザインがメカメカしてたり派手なものが多くてちょっとなと思うし、appleのAirPodsが最も有名なワイヤレスイヤホンかもしれませんが、シンプル・ミニマルなデザインはいいんですけどやっぱり音質がね、というイメージがあります。
そういったところも踏まえて、デザイン面でも機能面でも僕にちょうどいいのがWF1000XM3。
例えば、充電ケースの蓋をあけるとこんな感じ。
電子接点が見えるように、そこにイヤホン本体が当たっていれば充電できます。また、イヤホンの収納箇所はマグネットになっているので、イヤホンを近くに持っていくとスッと収まる感じで簡単に収納できるようになっています。
接続には前機種同様NFCによるペアリングが可能なのも良いところ。
使いやすい。
ちなみにこれが前機種のWF1000Xの充電ケース。
横長でちょっと大きめだったケース。質感はとっても良かったけど塗装ハゲも目立ってしまう感じでした。また、イヤホンを格納するときもカチャンと音がなるまでグッと押し込む仕様になっており、たまーに充電されていないこともありました。
使いにくい。
今回のWF1000XM3ではこういった使いにくかったところを修正しつつ、デザイン性でも特徴的なものに仕上がっているなという感じ。
順当に進化したノイキャン
さて、このWF1000XM3購入を検討する時、一番気になるポイントではないでしょうか?
こんな小型のイヤホンでしっかりノイズキャンセルが効くのかどうか。
2ヶ月使っていますが、ノイズキャンセルの性能もWF1000Xに比べて格段にupしているなと感じています。なんでもWH1000XM3に搭載されている技術と同じものが入っているとのことで、ノイキャンの性能も前機種より高いのは間違いないです。
さすがにヘッドホンタイプのWH1000XM3ほどとはいきませんが、電車内で使用していても1-2年前のノイキャンヘッドホンモデル(MDR-1000Xとか)並に効いていると感じます。
最もノイキャンの効果を感じるのは、夜道だったり部屋の中で聴く時です。ノイズが多いときに使うものじゃないの?と思う人が大多数だと思いますが、ノイズがあまりない環境でこそ、ノイズが発生すると際立ってしまうので、ノイキャン効果で「おっこれはスゴイな」となるわけです。
あまりノイキャン効いてないよ。と思う方は、イヤホンの装着をちょっと直してみてください。
WF1000XM3は装着性を高くするため、耳の3点で支える「エルゴノミック・トライホールド・ストラクチャー」なるデザイン(長い)を採用しているようで、イヤホンの角度を調整してあげると、密着度が一番高くなるところがあります。そうすると密着度があがることで遮音性能とノイキャンの効果がMAXになり静寂を手に入れることができます。
- コツは一度つけてからグリグリ上下に回して調整することです。密着度が高いところがわかりますよ。
それでもイマイチ効きが良くないようでしたら、イヤーピースの交換も試してみてください。
オススメはソニー純正の「トリプルコンフォートイヤーピース」。僕はSサイズのリピ買いを続けています。
イヤーピース自体の劣化も少ないですし、何よりつけ心地、フィット感のバランスがいいです。
フラットでクリアな音質
イヤホンなので音質についても少し。
音質はWF1000Xのときも感じたのですが、フラット目な設計に感じます。バランスが非常にいいので誰でも聴きやすい音に設計されているのではないでしょうか?
BOSEの低音が好き!という人にはちょっと物足りないかもしれないですけど、良い意味で静かなで繊細な音寄りだなという感じ。
完全ワイヤレスでLDACにも対応していないはずなのにとってもクリアな音を鳴らしてくれます。これには驚きです。
有線にも劣らないクリアな音でワイヤレスで聴くことができます。
僕はイヤホンの試聴をするときにできるだけ音量を上げて試聴するのですが、大きな音量で鳴らしてもうるさく聴こえないんです。
より細かい音が聴き取れるようになるという感じ。
これがあまり音質の良くないイヤホンだと、音が割れたり張り付いたりしてうるさく聴こえてくるのですが、このイヤホンはそれが無い。
人間の耳で聴いて不快にならない、心地よい音が鳴ってくれている証拠かなと勝手に思っています。
イコライザを使いたくなる
WF1000XM3の細かい設定をいじるには純正アプリ「Headphones」が必要です。アプリを使ってノイズキャンセルの強さや外音取り込み、アダプティブコントロールのオン・オフ、イコライザなどの設定が可能になります。
今回WF1000XM3を使っていて、イコライザをいじってみようかな?と思うようになりました。
今までは、イヤホンの設計思想に則って、イコライザはいじらずに聴くことがほとんどでした。せっかく開発者が意思をもって設計した音質設計を崩すのがなんとなく嫌で。
でもこのWF1000XM3はワイヤレスイヤホンとは思えないほど、クリアでフラットな音質設計だなと感じました。ちょっとやちょっと味付けしても音が破綻することはなさそうだなと。
で、設定したのがこのカスタムイコライザ。
音楽に詳しい友人に、「これはどういう人がする設定?」
と聞いたら、「君は抜け系だ」
と返答。
抜け・・・どうやら音の細部まで聴き取りたいタイプみたいです。そのとおり。
カスタムイコライザにちょっと抵抗はあったのですが、WF1000XM3でやってみるとまったく音が破綻するようには感じないし、心地よさしか感じない。
好みに合わせて音質設定を変えてもイヤホンの根底の音質は揺るがない。これはなかなかすごいワイヤレスイヤホン。
タッチパッドが使いにくい
これは使っていて唯一残念だなと思う点。
側面の丸い部分。
実はここはタッチパッドになっていて簡易的にプレイヤーの操作が可能なんです。
その代わりWF1000XM3では物理ボタンは廃止されています。デザインとしては凹凸がなくなるんで良いんですけどね。
例えば、このパッドは初期設定では、
左耳がノイズキャンセルのON-OFF、外音取り込み機能への切り替え。
右耳は再生、曲送り、曲戻し、GoogleAssistant起動。
といった感じで、タップの回数で機能を振り分けています。
操作の中身もアプリからカスタマイズ可能で、一見とっても便利になったように感じます。
でも実際に操作をしようとすると、まずパッドの位置が見えないので分からずうまくタップできない。手を耳に添えてタッチするのがよいのでしょうが、その動作なら物理ボタンの方が圧倒的に押しやすい。
さらに、聴き終わってケースに戻す際、一回イヤホンを手にとったときに誤ってタッチパッドに触れてしまうことが非常に多く停止したのにケースにしまうまでに再生されてしまったり、曲送りしたいのに停止になってしまったり意図した通りに動いてくれないことが多いです。
なので自分はタッチパッドは「Headphonesアプリ」で機能割当オフの設定にしてます。
この選択肢が用意されていたのは救い。
まとめ
日常使いで欠かせないほど、使いまくっているWF1000XM3ですが、間違いなく現時点では最高峰の完全ワイヤレスイヤホンだと思います。
音質、ノイキャン性能、装着感、充電ケース含めた取り回し。すべてが前機種からアップグレードされているという感じ。とってもオススメです。
- 高級感かつおしゃれなデザイン
- ノイキャンはちょっと前のヘッドホンタイプ並に効く
- イコライザを使っても音は破綻しない
- フラットでクリアな音作りが心地よい
- 電池もちも問題なし
- タッチパッドが使いづらい
- アテンションモードは相変わらず使う場面がない
- AirPodsに比べるとケースが大きい
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